上海からの高速鉄道切符の買い方・乗り方(上海・蘇州④)
2017/02/15
前回から引き続きの上海の鉄道切符の買い方です。
今回は2番の高速鉄道の切符の買い方・乗り方・車内なんかを紹介しますね。
- メトロ ・・・ 前回の投稿で紹介してますので、気になる方はこちらへ。
- 高速鉄道 ・・・ いわゆる都市間の長距離列車になります。日本の新幹線と同じイメージで大丈夫です。上海から蘇州・杭州・南京などに通じています
高速鉄道(新幹線)の切符の買い方と乗り方
さて、この2回の紹介のメインです。
調べるとなかなかチケットを取る情報が出てこなくて、自分も人柱覚悟で買いましたが、無事に買えたので自分のやり方を説明しますね。
高速鉄道の特徴はざっと以下の通りです。
- 蘇州、杭州辺りであれば1時間に数本単位で出ているので、満席でも都合がつけやすい
- 前日までの購入であれば満席の可能性は少ない(中国の祝日を除く)
- 外国人は窓口での購入限定で、自動券売機での購入不可(2015年8月現在)
- 外国人がチケットを購入するにはパスポートの提示が必要
- 購入は現金のみ(クレジットカードは使えません。もしかしたら銀聯カードなら使えるかも?)
- ネットでの直接購入もできず、日本からあらかじめ切符を用意しておくためには代行購入が必要
代行購入は相場より大分高いです。たぶん、2~3倍は取られてると思います。
お金を節約したい方、時間に余裕のある方、チャレンジ精神のある方は以下の方法でチャレンジしてみて下さい。
(といってもそんなに難しい方法ではありませんが・・)
ずばり、買い方は「メモを渡す」
行き先・時間などを書いた紙を渡せば大概はそれに合わせて発券してくれます。
記載内容は、
「日付、行き先、時間帯、車両等級、枚数」
2段あるのは往復で一気に買っているということです。
往路だけの買い方ももちろん可能ですが、当日は売り切れの可能性もあるため、往復で買うことをおすすめします。
時間帯は特徴の1番にある通り、本数も多いので「○時左右」という書き方で9時前後、16時前後という買い方をしています。
事前に列車番号が分かっている場合はこの部分に「○時×分発 Gxxxx」という書き方をすればいいでしょう。
特急の列車番号は「Gxxxx」になります。
等数は2等が普通車、1等がグリーン車のイメージです。今回は往路2等、復路1等で買ってみました。
下に写真を載せてますので、好き好きで選んでください。
復路の等級が1だか2だか判断できなかったらしく、メモ指して「イー?アール?(1か2か?)」と聞かれたのと、パスポートの提示を求められたくらいで、他の会話は一切なく購入できました。
購入の際も、窓口の画面に、
この画面通りでいいか確認されてお金を払い、
↑ 無事に2人分購入できました!
(黒塗りのところは名前とパスポート番号が入っています)
金額は上海~蘇州間が2等で約40元(約800円)、1等で約60元(約1200円)と、日本の新幹線よりリーズナブルです。
特急券、乗車券などのくくりはありませんのでこれ1枚で乗ることができます。
自力購入チャレンジしてみて下さい!
上海駅の切符窓口までの行き方
高速鉄道に乗ることができる駅は、「上海駅」、「上海虹橋駅」、「上海南駅」の3か所です。
今回は上海駅から高速鉄道に乗りましたので、窓口までの行き先と乗り方も併せて紹介しますね。
外国人は虹橋駅から高速鉄道から乗る方の方が多いようで、上海駅に外国人は全然いませんでした。
上海駅は、メトロ1号線の、
1番出口から出ると、
↑ 正面の入り口には荷物検査場所があり、荷物検査を受けないと中に入ることはできません。
チケット売り場は中にはないので、こちらは実際に高速鉄道に乗る場合に利用します。
チケット売り場は、駅を正面に見て右側の、
ちなみに写真の左側に見えるのは自動券売機になりますが、外国人はここでは買えないので諦めて歩いて窓口へ行きましょう。
↑ 少し歩くと地下への階段と、チケットオフィスは下だという表記が・・
道路挟むのか・・
そのまま表記従って地下道を越えると、
↑中は薄暗いですが、窓口がたくさんありますが、奥にある11番以降の窓口に並びました。
(おそらく、3日以内の出発の場合はここに並べということだと思います)
たくさん並んでいるように見えますが、てきぱきと発券していくのでそんなに待ち時間はありません。
自分の番になったら先ほどのメモと、パスポートを手元に。
(外国人アピールも兼ねてます)
これで無事にすることができました。
窓口が駅舎から離れており若干分かりにくい場所にありますが、上のルートで行けば迷わずに行けるはずなので頑張って行ってみて下さい。
高速鉄道の乗り方
さて、最後は買った切符で高速鉄道に乗るまでです。
切符の買い方のところで、上海駅の入り口には荷物検査があることまで説明はしました。
まずは構内に入るために列に並びます。
↑ 結構な人が並んでますが、こちらも進みは良いのでそんなに待たないと思います。
↑ 荷物検査を抜けると、広々としたエスカレータがあります。ここを登ると待合室に続いています。
↑ 電光掲示板で自分の乗る便がどのプラットフォームから出るか確認します。
(今回乗るのはG7006便なので、9、10番のようです)
↑ 待合室まではお土産物屋、食べ物屋が並びますので、少し余裕をもって来て食事をするのもいいでしょうね。
↑ 待合室につきました。真ん中の電光掲示板に乗る電車がちゃんと表示されてますね。
待合室の端っこにはコインロッカーもありますので、小さめのスーツケースであれば空港から直行なんてこともできそうですね。
↑ 使ってはいませんが、英語表記もできそうだったので使えると思います。
(信頼度は分かりませんが、駅に入る前の外にも荷物預り所がありました)
ちなみに、高速鉄道はいつでもプラットフォームに出られるわけではなく、発車の15分前くらいに改札が開く仕組みです。
↑ 15分前になると皆我先にと進みます。さすが中国です(笑)
改札の写真は撮れませんでしたが、チケットを改札機の中に入れると通れるようになっています。
↑ プラットフォームです。日本よりも天井が高いので広々としてますね。
行きは2等車、帰りは1等車に乗りましたがどちらも快適でした。
↑ 2等車内。みんな荷物の上げ下ろしは激しいですが、車内では至って静か。
下車してからも切符の検査があります。
こちらも同じく切符を入れる形になりますが、混雑している場合は駅員さんに切符を見せて終わりということもあるので、記念に持ち帰りたい人は駅員さんに見せて回収しないでもらいましょう。
ちなみに帰りの1等車はこちら
乗り心地も快適で、蘇州まで利用しましたが30分程度で着いてしまい、もったいない感じでした(笑)
まとめ
中国語が喋れないと難易度が高そうな高速鉄道の切符購入ですが、メモという古典的な手段で案外楽に買うことができるのが分かっていただけたでしょうか?
上海から蘇州までも30分程度で着きますし、見応えのある庭園もあるので是非チャレンジしてみて下さい!
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